私がメルボルンで仕事を見つけるまで
先日、メルボルンでおすすめの仕事5選を紹介させていただきました。
メルボルンでの仕事探しは日本でのアルバイト探しとは異なる点が多々ありました。
今回は、参考までに、私が仕事を見つけるまでの流れをご紹介させていただきます♪
まずはRSAを取得
RSA(Responsible Service of Alcohol)はお酒を販売するお店で働くには必ず必要な資格です。
私はお酒を販売しない飲食店で働くことになったので、結果的には必要ありませんでしたが、飲食店ではお酒を販売しているお店も多いので、この資格を持っていると採用される確率が高くなります。
ただ、この資格はタダでは取れないんですね。
受講料を払って、講習を受ける必要があります。
受講料は学校によって異なりますが、大体50ドル前後です。
講習時間は4時間ほど、講習終了時に実施される筆記テストに合格すれば資格を取得することができます。
テストはテキストを見ながらでも大丈夫でしたが、もちろん全部英語だったのでわからない問題もたくさんありました。
しかし、無事合格していたのでなんとなくで答えても合格するものなのかなと思いました(^^;)
RSAの資格を取れる学校はメルボルン内にいくつかあり、私が通う語学学校で申し込むこともできましたが、私は以下の学校が安かったのでこちらで受けました。
安いですが、しっかりした講習で、外国らしいユーモアもあり、楽しく受けることができました。
Barista Course Melbourne - RSA Course
Cost: $46
Address: RGIT Australia, Level 6, 28-32 Elizabeth St, Melbourne
ちなみにこちらの学校はバリスタの講習を主に行っている学校です。
私はバリスタコースも別の日に受講しましたが、こちらも4時間の講習で84ドルと他の学校より安めです。
たった4時間受けるだけでバリスタの資格証明書も発行してくれます。
メルボルンでバリスタになるのはかなり難しいので、“本気でバリスタになりたい”という方以外にはおすすめしませんが、せっかくカフェの街メルボルンに来たのであれば、こちらを受講されることをおすすめします。
エスプレッソ、ラテ、マキアートなどコーヒーの作り方を学ぶことができ、楽しかったです(^^)
こちらの学校はいずれのコースも予約が必要なので、必ずWebで予約して行きましょう。
レジュメを作成
RSAを取得したら、日本で言う履歴書、レジュメの作成を行いました。
ここでは詳しい書き方の説明は省略させていただきますが、日本のように既定のフォーマットはなく、Wordを使い、自由なフォーマットでレジュメ作成を行います。
スキルや経歴のところは結構見られるところなので、大袈裟に書いた方がいいと思います。
私はホストマザーに作成を手伝ってもらいました。
一人で書くよりも、やはり現地の人に見てもらった方がいいレジュメが出来上がります。
語学学校に通っているのであれば、先生にレジュメの添削をしてもらうのもとても効果的です。
いよいよ仕事探し
レジュメが完成したら、いよいよ仕事探しです。
レジュメを直接お店に配りに行くという強者もいますが、私は面倒でしたし、そんな勇気もなかったので、生活情報サイト“クラシファイド”を使って仕事を探しました。
仕事探しにおすすめのクラシファイドについては、以下のブログ「メルボルン生活に欠かせないクラシファイド3選」で紹介させていただいてるので、ぜひ、ご参考ください(^^)
Gumtreeなどの現地サイトも利用しましたが、返事が返ってくることはほとんどありませんでした。
英語に自信がなく、スキルもそんなにないという方は、私のように日本人向けのサイトの利用がおすすめです。
書類通過後、トライアルへ
クラシファイドでの応募は基本的にメールで、採用担当者に興味を持ってもらえたら、返事が返ってきます。
日本のようにまずは面接、というところもありましたが、面接ではなくトライアルといって、行くといきなりエプロンを付けて働かせられ、スキルを見られるところが多いです。
このトライアルでは基本的に賃金は出ません。
いいところでご飯を出してくれるところがありましたが、何もないところも多かったです。
日本では少しでも働けば賃金をくれるのが普通なので、この点は扱いひどいなと思いました(^^;)
私は一番最初にハウスクリーナーのトライアルに行きました。
ここはまず最初に面接があり、面接を通過したのでトライアル、という形でした。
事前に動画マニュアルを見て、面接官である社長の家のキッチンを掃除するというものでしたが、掃除してみて気づきました…
「私、掃除嫌いだわ」と(笑)
そこは採用の連絡が来ましたが、賃金が安かったのと、毎日掃除するのはうんざりだと思ったのと、社長の感じがよくなく今後こき使われるのが目に見えたので、辞退しました。
続いて色んなところに面接やトライアルに行きました。確か、面接には4店、トライアルには4店行ったかと思います。
面接に行ったうちの3店は、面接の時点で“もっと英語を話せる人が必要”と言われ、不採用。
もう1店は面接に行き待っているときに、嫌な雰囲気を感じたのでネットで調べてみると「セクハラやパワハラがある」というような悪いことばかりが書かれていたので、面接官がいなくなった隙に逃げました(笑)
オージー経営のお店であまりにも簡単に採用されそうなときは、こういったところもあるので注意したほうがいいと思います。
トライアルに行った4店のうち2店は回転ずしのお店。
1店は優しく教えてくれて、“この店で働けたらいいな”と思えるところでしたが残念ながら不採用。
もう1店は教え方が冷たく、聞きたいことがあっても聞きにくい雰囲気。
(トライアル終了後お寿司を好きなだけ食べさせてもらえたのは良かったですが(笑))
その時の雰囲気から、「もうここはだめだろうな」と思いましたが、予想どおり不採用でした。
他の1店は少しシティから離れた居酒屋。
ここはもう基本的なことを教えてもらったらほぼほったらかし。
自分で仕事を見つけて動くという感じでした。
ちなみにトライアルでは、このように自ら動くということを重要視されることが多いので、明確な指示がなくても何かしら仕事を見つけて動くことが必要です。
私はこれが苦手で、ここも不採用となってしまいましたが、トライアルの際は受け身ではなく、積極的に行動することをおすすめします。
1か月後、ようやく仕事決定
仕事を探し始めて約1か月後、採用されたところはラーメン屋のウェイトレスでした。
私は仕事を探し始めた当初はラーメン屋って大声を出さなきゃいけないイメージだったので、体育会系でない私(一応、中高は運動部でしたが)はなんか嫌だなーと思い、避けてました。
しかし、メールを送っても返事がないところも多いし、書類が通過しても面接やトライアルで不採用、という日々が続き、“もう、嫌とか言ってられないな”と思い応募しました。
採用されたラーメン屋はラーメン屋らしく指導は厳しかったですが、給料はちゃんと振り込みで、6か月間働いたら有給もしっかり出て、(確か1000ドル近く出ました。)労務的にはしっかりしててよかったです。
なかなか採用されないと、「給料が低いキャッシュジョブでもいいか」と妥協しがちですが、できればキャッシュジョブでない仕事に就くことをおすすめ致します。
まとめ
今回は私が仕事を見つけるまでの流れを紹介させていただきました。
私は1か月ほどで仕事が決まりましたが、もっと時間がかかる人もいるようです。
私は4か月間学校に行き、エアーズロックやパースを旅行した後、やっと仕事探しをしたので、お金があまりなく、最後は焦って決めてしまいましたが、“妥協はしたくない。自分のやりたい仕事をしたい。”という方は余裕を持って、貯金があるうちに探すことをおすすめします。
しかし、仕事に着くと職場によってはなかなか長期のお休みをもらうのは難しいです。
(私は働き始めて4か月後くらいに、タスマニアに行くため1週間のお休みをもらいましたが、休みが欲しいと言ったときは結構怒られました(笑)まあ、働きにオーストラリアに来たわけではないので、お構いなしに行きましたが…)
私のように“旅行がしたい”という方は、働き始める前に少し行くか、金銭的に厳しいようであれば、働いているときは近場へのプチ旅行で我慢して、仕事を辞めてから色んなところに行く方がいいと思います。
オーストラリアでの1年間(ファームジョブをしない場合)は本当に貴重な時間です。
たくさん貯金があるわけでなければ、仕事をする時間が結構多くなると思います。
良い仕事を見つけて、充実した1年間を過ごしましょう!