ゆるはぴ旅ブログ

旅にまつわるリアルな体験談。

私がメルボルンでシェアハウスに住むまで(インスペの様子他)

前回はクラシファイドでシェアハウスを探す方法を紹介させていただきました。

しかしながら、「クラシファイドで物件を見つけてからのことも気になる」という方もいらっしゃると思います。

そこで今回は、私がクラシファイドで物件を見つけてから、決めた物件に住むまでの流れを紹介させていただきます。

オーナーと連絡を取り、インスペへ

住みたい部屋を見つけたら、クラシファイドに掲載されている連絡先に連絡し、必ず物件を見学しに行きました。

この見学のことを現地では「インスペクション」略して「インスペ」と日本人は言っていました。

インスペの必要性については前回のブログ「クラシファイドでメルボルンのシェアハウスを探そう!」で紹介させていただいてるので、こちらを参考にしていただければと思います。

私は3件の物件をインスペし、住む物件を決めました。

5件以上見ても決められない人もいるくらいなので、3件は少ない方かと思います。

私は、部屋ではゆっくりしたいタイプなので、一人部屋(Own room)に絞って探しました。

もちろん、二人以上の部屋(Share room)よりは家賃は高くなりますが、CBD(シティ中心部)から少し離れたところなら安めのところもあったので、CBD内に絞らず物件を探しました。

1件目は多国籍の男女共同物件へ

1件目は現地のクラシファイドGumtreeで見つけた男女共同のシェアハウスに行きました。

場所はCBD北部で、トラム一本で学校に行くことができ、部屋の写真を見ると一人部屋で綺麗そうだったのでこの物件を見に行くことにしました。

オーナーとは携帯のメッセージでやりとりし、指定の時間にシェアハウスへ。

行くと男性ですが、素振りは女性的な20代後半くらいの外国人が玄関に出てきて、インスペに来ましたと伝えると、すぐ中に通してくれました。

今でもこの人がオーナーだったのか不明ですが、感じはよかったです。

家は一軒家で、中に入ると思ったより部屋数があり、多くの部屋はシェアルームだと言ってました。

続いて案内されたのがダイニングキッチン。

よく見なくても「汚い…」と思いました(^^;)

鍋やフライパンは出しっぱなし、キッチンは油汚れまみれで「いつ掃除したんだろ?」という感じでした(笑)

リビングスペースはなく、共同スペースはダイニングキッチンのみ

4人ほど座れるダイニングテーブルがあり、「ここでご飯を食べて」という説明を受けました。

ここに一人の日本人と思われる男性が座っていましたが、無言で挨拶もなく、感じ悪くて印象は最悪(笑)

続いて自分の部屋を見に行くと、部屋は一人部屋でテレビ付き、少し狭めですがそんなに悪くなかったです。

しかし…場所がこの家唯一の共同スペース、ダイニングキッチンの脇。

音が気になりそうだな…という印象でした。

この後バスルームも見ましたが、カビが生えていて汚い…

たくさん部屋があるのにバスルームはここ一つだけ。

順番待ちしなきゃいけないことが想像できましたし、男女共用なので、危険な目に合う可能性もなくはなさそうな雰囲気でした。

もう、キッチンを見たときから拒否反応があったので、あまりきちんと見ず、10分くらいだけ滞在して帰りました(^^;)

この物件を見て、確信した私の条件は以下のこと

  • 女性専用シェアハウスの方が良い。
  • 汚い物件は無理。
  • 少人数のシェアハウスの方が良い。

海外なので、ある程度汚いのは仕方ないと思ってましたが、予想以上に汚かったので、建物は古くても良いので、綺麗に清掃されている物件に住みたいなと、この物件を見て強く思いました(笑)

2件目は日本人限定のアパートメントへ

2件目は日本人向けのクラシファイド日豪プレスで見つけたアパートメントへ。

場所はCBD南部のサウスバンクという都会にありますが、ギリギリ無料でトラムに乗れるフリーゾーン内ではないし、歩いて学校まで行くにも30分以上かかるという、すごく便利とは言い難い場所でした。

ただ、頑張って歩けばCBD内に行けるという立地と、綺麗なアパートメントに住めるということに魅力を感じ、見学しに行くことにしました。

この物件は日本人の女性限定物件

行くと30代くらいの女性の方が中を案内してくれました。

聞くと彼女はオーナーではなく、彼女が働く会社でこの物件を借りているが、社内でここに住む人が他にいないので、一般の人に提供しているということでした。

アパートメントは15階建てくらいで、ジムやプールがあるような豪華な物件ではなかったですが、想像通り都会的で綺麗な物件でした。

このシェアハウスには最大3人住むことができ、二人は個室、一人はリビングル住むということでした。

リビングルームに住むという考えはこれまでなかったですが、メルボルンのアパートメントではリビングにカーテンの仕切りをつけて格安で住むということもよくあるようです。

この時はリビングルームに住む人はいなかったですが、今後誰か住む可能性はあるということで、誰か住むことになったらリビングであまり音立てれないな…と思いました。

私が希望していたのは個室でしたが、まだ住んでいる人がいたので、チラッとだけ中を見せてもらいました。

普通に綺麗で広さは6畳くらいあったので、印象はとても良かったです。

共同スペースも1件目とは違い、清掃は行き届いているし、家電も新しめで綺麗

とても良い印象でしたが、「家でも少しは英語を話せるところが良い」という思いがあったのと、リビングに人が住んでいるのが気になったので、こちらは保留にして、もう1件見に行くことにしました。

3件目は郊外の女性専用シェアハウスへ

3件目は前回のブログで紹介したDENGON NETで見つけたシェアハウスへ。

場所はメルボルン西部にあり、CBDのフリンダースストリート駅から電車で約15分、最寄りの駅から徒歩約10分と、これまで見た中で一番郊外にありましたが、それまで電車で30分の場所にホームステイしていたので、悪くない立地だと思いました。

これは後々知ったことですが、メルボルン西部は他の地域より治安が悪いイメージがあるらしく、家賃が安めのところが多いみたいです。

しかし、この物件がある街はそんなことなく、結局私はこの物件に決めたのですが、夜中でも普通に歩けるし、とても安心して生活できました。

日本人向けクラシファイドで見つけた物件でしたが、オーナーはギリシャ系オージーだったので、メッセージは英語でやりとりしました。

これも後々知ったことですが、日本人は綺麗に使ってくれるし、家賃も滞りなく払ってくれる人が多いので、シェアハウスのオーナーからは評判が良く、日本人の住民に頼んで日本人向けクラシファイドに掲載してもらうということも多いようです。

このオーナーもまた、そのような人でした。

物件は平家の小さなシェアハウス

個室は3部屋あり、アメリカ人1名と日本人1名が既に住んでいました。

家は古く、すごく綺麗というわけではなかったのですが、清掃はきちんとされていたので、そこは妥協できました。

それに古い感じもなんだか海外の映画とかに出てきそうな雰囲気があって良いなーと思いました。

部屋は今まで見た中で一番広く、8畳くらいあり、ベットや机、クローゼットが備え付けられていました。

家具はどれも古くて綺麗なものではありませんでしたが、不清潔な感じはなかったので、許容範囲内でした。

海外では珍しくバストイレ別、外に洗濯を干すスペースもあるし、リビング・キッチンは広め。

外観より、中は広い印象でした。

アメリカ人の子がいるので英語を話すことはありそうだし、設備も最低限整っていて、少人数でのびのび暮らせそうだったので、ここに住むことに決めました。

インスペが終わった後に、「ここに住みます。」ということを案内してくれたオーナーに伝えたら、あまりその場で決めた人は今までいなかったらしく、「ホントに!?」と驚いて、喜んでました(笑)

その反応を見て「本当にこの物件に住んでいいんだろうか…」と少し不安になりましたが、ここに決めずに他のところを探すにしても、ここよりいい場所が見つかる可能性は低いですし、なるべく早めに決めたいという思いもあったので、その場で決めてしまいました。

ただ、「気持ちが変わって他のところに住むことになったらまずい」ということで、契約金のような感じで手持ちの20ドルだけ渡して、引越しの日取りなどを伝えて帰りました。

初めての海外での家探しでしたが、思ったよりスムーズに物件が決まりよかったです(^^)

物件が決まり、いよいよ引越し

ホームステイをして2ヶ月後、シェアハウスに引越しをしました。

ホームステイの様子についてはこちらをご覧ください。

引越しは、荷物を全てスーツケースに入れて、電車で運びました。

これが重くてなかなか大変でした(^^;)

そんなに距離がない引越しならUberを使うのも良いと思いましたが、この時の引越しはメルボルン南部から西部への移動で、なかなかの距離。

Uberを使うと流石に費用がかかりすぎるので、電車で荷物を運びました。

まあ、大きめのスーツケースで行ったので、往復することなく行けたのでよかったです。

入居初日の様子

なんとか荷物を運び、シェアハウスに着くとオーナーが迎え入れてくれました。

インスペの時は「こんな設備があるよ」くらいの説明でしたが、この時は具体的な設備の使い方やルールの説明を受けました。

説明が終わり、リビングのソファーに座って、契約についての話をしました。

もちろん、全部英語なので聞き取れないこともありましたが、大体の内容を把握し、契約書にサインをして、ボンド(敷金)と初月の家賃を払いました。

ボンドは部屋の破損がなければ全額返金されると、この時説明を受けましたが、退去する時はほとんど返ってきませんでした。

全額返ってくると思っていたので、ショックでしたが…

一度シェアメイトの日本人が洗濯機の水道の栓が外れていたのに気づかず洗濯をし、床が水浸しになり、床のカーペットを張り替えたという事件があったので、その費用などに使ったようです。

私の不備ではないので少し納得がいかなかったですが、揉めたくもなかったので素直に少額のボンドをもらいました(^^;)

同居人の子たちとは、入居日は「よろしく」という挨拶くらいで、あまり喋らなかったです。

「後々もっと話すことがあるだろう」と思ってましたが、食事をするのも別で、みんな部屋にこもりがちで会話することは少なかったので、結局英語環境とかあまり関係なかったなーと後々思いました(笑)

まとめ

今回はインスペの様子を中心に、私がシェアハウスに入居するまでの流れを紹介させていただきました。

「こんな感じなんだなー」と雰囲気をわかっていただけたら、幸いです。

私が決めた物件は最低入居期間が6ヶ月間だったので、この期間をここで過ごし、6ヶ月後は語学学校の友達が住むシェアハウスに引っ越しました。

今回ご紹介した物件に住んで、共同生活なので多少の不満はありましたが、大きなトラブルはなく、まあまあ快適に過ごせたのでよかったかなーと思います。

今後メルボルンのシェアハウスに住む予定のある方は、少しでもこの記事が参考になれば嬉しいです♪