ゆるはぴ旅ブログ

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横浜で開催中の「バンクシー展」がすごい!2009年の「Banksy vs Bristol Museum」も振り返ってみた

2020年3月15日〜9月27日に横浜で開催中の、「バンクシー展〜天才か反逆者か〜」に先日足を運んできました♪

バンクシーといえば、ちょっと前に東京でも、バンクシーが描いたと思われるネズミのストリートアートが話題になりましたよね!

世界中のストリートで突如として作品を生み出しているバンクシーですが、彼はイギリス西部の港湾都市ブリストルの出身。

本当にたまたまなのですが、私は2009年の夏に短期留学でブリストルを訪れており、当時話題となっていた、ブリストル美術館での「Banksy vs Bristol Museum」というバンクシーの大規模な展覧会に足を運んでいました!

そこで今回は、現在横浜で開催中の「バンクシー展〜天才か反逆者か〜」を訪れた時の様子と、2009年に訪れた「Banksy vs Bristol Museum」を振り返ってみたいと思います!

バンクシー展〜天才か反逆者か〜

冒頭にも記述しましたが、バンクシー展は2020年3月15日〜9月27日の間、横浜駅直結のアソビルで開催中です。

またその後、2020年10月9日〜2021年1月17日の間は、大阪で開催されます。

詳しい概要は公式サイトで確認いただければと思うのですが、ここでは、チケット購入時の注意点など重要と思われるところを紹介させていただきます。

また、実際に私が訪れた時の様子もお伝えしますので、ぜひ、ご参考ください♪

「バンクシー展〜天才か反逆者か〜」の公式サイトはこちらから

入場は完全事前予約制

現在開催中の横浜展では、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、事前にWebから日時指定チケットを購入する必要があります。

チケットの概要は下の表をご覧ください。

大人大・専・高中学生以下
平日¥1,800¥1,600¥1,200
土日祝¥2,000¥1,800¥1,400

当日窓口での販売は一切行っていないので、忘れずに購入しておきましょう!

ただ、空きがあれば当日Webで購入することも可能です。

「バンクシー展」チケットの購入はこちらから

写真OK!音声ガイド無料!

バンクシー展「ウォールド・オフ・ホテル」

バンクシー展では、フラッシュをたかなければ写真OK!

また、無料で音声ガイドが聴き放題でした!

日本での展覧会では、写真はダメ、音声ガイドは有料のところが多いので、私としてはとてもうれしかったです!

音声ガイドは機械を渡されるのではなく、自分のスマホ専用アプリをダウンロードするか、専用Webサイトにアクセスして聴くことができました。

びっくりしたのが、一部の作品でしか音声ガイドを聴くことができないかと思いけやほぼ全ての作品にガイドがついていたところ!

全てのガイドを聴きながら歩くと3時間以上はかかるので、全部聴いて周るのは難しいですが、自宅などでもアプリやWebサイトからガイドを聴くことができるので、とても便利です!

ただ、解説が長い作品だと5分くらいかかったりして、その間作品の前から動かない人もいたので、「早くどいてほしいんだけどなー」と思うことはありました(笑)

ぜひ、周りを配慮しながら、利用いただければと思います(^^;)

聴くと長いと感じられる方は、音声の内容を文字で見ることもできるので、「さっと内容を読んで大体の背景を理解する」というのもおすすめです。

音声ガイドの概要はこちらから

肝心の作品はどうだった?

バンクシーケイト・モス

バンクシーの作品は大抵壁画なので、展覧会で見られないものの方が多いですが、今回のバンクシー展では、オリジナル作品や版画、立体オブジェクトなど70点以上の作品を観ることができました。

作品はバンクシーらしい過激なものもありましたが、色々な社会的背景を元に描かれた作品が多いので、非常に考えさせられ、素晴らしい作品が多かったです。

ここでは、全ての作品について紹介するわけにはいかないので、気になる方はこちらからどんな作品が展示されているのか、ご確認いただければと思います。

こちらのサイトは上記でご紹介した音声ガイドのページなので、各作品の解説を見ることもでき、予習としてご覧いただくのもおすすめです。

しかしながら、ここで私が印象に残った一つの作品を紹介させていただきます。

こちらは「モンキー・パラーメント」という作品です。

この作品はイギリス議員たちによる経費不正申告という国民的スキャンダルに応じて制作された作品だそうで、「あなたが選挙で選んだ議員たちは、あなたをサル並みにする」良いう意味が込められているそうです。

私はこの絵のタッチはバンクシーっぽくないなと思いましたが、解説を見ると、社会問題に対して批評的な作品を多く生み出しているバンクシーらしいなと感じました。

そして、私はこの作品を観て、「あれ?どこかで観たことある」と感じたのですが、こちらの作品は2009年にブリストル美術館で開かれた展覧会、「Banksy vs Bristol Museum」で初めて公開された作品だそうです。

私、驚いたことに、この展覧会に足を運んでいました!

当時、私はこの展覧会のためにブリストルに行ったのではなくて、たまたま決めた短期留学先がブリストルで、その時たまたま開催されていたこの展覧会に行ったので、なんだか勝手に縁を感じました(笑)

そこで、次項では2009年に開催された、こちらの展覧会を振り替えさせいただきますので、ぜひご覧いただければと思います♪

Banksy vs Bristol Museum

2009年バンクシー展開催時のブリストル美術館外観

2009年にブリストル美術館で開催されたバンクシーの展覧会は、調べてみると6月13日から8月31日まで開催され、なんと入場料は無料でした!

恥ずかしながら、当時の私のバンクシーに対する印象といえば「変な作品を多く作るアーティスト」(笑)

今回、横浜で開催された「バンクシー展」の展示作品は、社会的背景が伝わってくるようなものが多かったですが、2009年のこちらの展覧会では、私としては正直意味のわからない「変な」作品が多かったです(笑)

言葉だけだとあまり伝わらないかと思うので、こちらで私が当時鑑賞した一部の作品を紹介させていただきます。

奇妙な作品たち

ナゲット型のヒヨコがソースを食べてる…

トーマスが落書きされてる…

軍兵がおもちゃの馬に乗ってる…?

マリア様がiPodを聞いてる…

買い物袋をたくさん持った彫刻…

当時のバンクシー展を振り返った印象

2009年バンクシー展開催時のブリストル美術館内の様子

こちらでは本当に一部の作品を紹介させていただきましたが、2009年に開催された「Banksy vs Bristol Museum」は「いろんな意味で面白い」作品が多かったなと思います。

今回の横浜でのバンクシー展では絵が中心でしたが、2009年のこちらの展覧会では彫刻やモニュメントなどの立体オブジェクトも多くて、当時はとても新鮮で、非常に楽しめたことを覚えています。

かれこれあれから10年以上経ちますが、今でも記憶に残っている、私にとっては衝撃的な展覧会でした。

おそらく、当時展覧会を訪れたどの人にとっても衝撃的だったのではないかと思います。

今回掲載した写真をご覧になっていただいてわかる通り、本当に奇妙な作品が多いですよね。

当時の私は若かったこともあり、ただ面白がっていただけでしたが、今振り返ってみると、一つ一つの作品に社会的問題を背景とする意味が込められていたんだと思います。

当時にタイムスリップして、改めてこちらの展覧会を鑑賞したいものですね(^^;)

まとめ

今回は、現在横浜で開催されている「バンクシー展〜天才か反逆者か〜」の内容と、2009年に私が訪れた「Banksy vs Bristol Museum」の内容を紹介させていただきました。

バンクシーの作品は過激なものも多いので、好き嫌いが分かれるかと思いますが、私は今回のバンクシー展で、作品を通じて様々な社会問題について考えさせられ、今までで一番心にズシンとくるような展覧会でした。

私は2009年以来、バンクシーの展覧会に行くのは初めてで、バンクシーについて詳しいわけでもなかったので、印象はぼんやりしたものではありましたが、これだけストレートにメッセージを伝える作品をつくるバンクシーは素晴らしいなと感じました。

また、2009年に感じた「変なアーティスト」という印象も変わりました(笑)

冒頭でもお伝えしましたが、「バンクシー展〜天才か反逆者か〜」は

2020年3月15日(日)〜9月27日(日)まで横浜のアソビルで開催中

2020年10月9日(金)~2021年1月17日(日)まで大阪南港ATC Galleryで開催予定です。

バンクシーの展覧会が開催されるのは、本当に貴重なので、ぜひ皆様、この機会に足を運んでみてくださいね♪