繁忙期でも格安価格で東京→兵庫→広島へ(交通手段編)
お盆や年末年始の繁忙期は飛行機も高速バスも高く、遠出の旅行は諦めようかな…と考えている方も多いのではないでしょうか?
しかし、私は2019年のお盆期間、予算3万円以内で東京から広島まで旅をすることができました。
この金額は交通費や宿泊代、食事代全て含んだ金額です。
普通だったら往復の交通費だけでこれくらいの金額はかかってしまうので、すごく得したと思います!
今回は、繁忙期でも格安価格で国内旅行をする方法を交通手段と宿泊手段にわけてご紹介致します。
本日は交通手段編。
格安で広島まで行く方法を紹介させていただきます♪
「青春18きっぷ」を利用しよう!
私は「関西に住む友達に行こう!」と決めたものの、休みが取れるのはお盆期間のみ…。
その時期は飛行機や高速バスでさえも高く、今年はあきらめようかな…
と思いかけましたが、「いや、他に方法があるはず!」と思い立ち、利用したのが「青春18きっぷ」です。
「青春18きっぷ」は、JRの在来線で日本全国使える切符です。
切符代12,050円で、1枚のきっぷで最大5日間利用することができます。
乗車日当日は乗り降り自由で、1人で5日間利用することもできますし、5人で1日利用する、2人で2日利用し、残りの1日は一人で使う、という使い方もできます。
利用可能期間が決まっており、春季・夏季・冬季の3季に使用することができます。
【2020年の発売期間・利用期間】
(春季用)
発売期間:2020年2月20日(木)~2020年3月31日(火)
利用期間:2020年3月1日(日)~2020年4月10日(金)
(夏季用)
発売期間:2020年7月1日(水)~2020年8月31日(月)
利用期間:2020年7月20日(月)~2020年9月10日(木)
(冬季用)
発売期間:2020年12月1日(火)~2020年12月31日(木)
利用期間:2020年12月10日(木)~2021年1月10日(日)
上記のように「青春18きっぷ」は春休み・お盆・年末年始という旅行シーズンに利用することができる、すごく良心的な切符なんです!
私は以前「青春18きっぷ」という名前から若者しか使えない切符なのかと思っていましたが、年齢にかかわらずだれでも使用することができます。
私はこの「青春18切符」を利用して、2019年のお盆期間に5日間かけて東京→広島→東京と旅しました♪
「青春18きっぷ」ってどのくらいお得?
では、「青春18きっぷ」は他の交通手段と比べてどれくらいお得なのでしょうか?各交通手段を表にまとめて比較してみました♪
上の表はお盆期間にかかる各交通手段の費用や時間をまとめたものです。
なお、高速バスについては2020年5月現在ではこの夏の金額がまだ出ていなかった(去年の金額を調べても出てこなかった)ので、私の経験上おおよその金額を出させていただきました。
「青春18きっぷ」の場合、他の交通手段と比べて時間はかなりかかりますが、費用は圧倒的に安いことがわかります。
価格重視であれば、断然、「青春18きっぷ」はおすすめです!
「青春18きっぷ」のメリット
「青春18きっぷ」には価格以外のメリットもたくさんあります!
そのメリットを下記のようにまとめてみました。
途中下車が可能
「青春18きっぷ」は当日内であれば、どこでも乗ったり降りたりすることができます。
そのため、目的地だけでなく、目的地に辿り着くまでいろいろな場所を巡りながら旅をしたい!という方に特におすすめです。
追加料金を払えばグリーン車等の利用が可能
「青春18きっぷ」は新幹線などの特急車の乗車券として使用することはできませんが、在来線で追加料金を払えば、グリーン車などに乗りリクライニングシートに座ることができます。
土日等であれば東京駅から沼津駅までだと800円の追加料金でグリーン車の乗車が可能です。
お金はできるだけかけたくないけれど、普通車の椅子にずっと座るのは無理!という方は、所々グリーン車などを利用すると快適に過ごせると思います。
JR西日本宮島フェリーの利用も可能
「青春18きっぷ」では電車だけでなく、フェリーの乗車も可能です。
とはいえ、利用できるのはJR西日本宮島フェリーのみですが、宮島へ旅した私にはこれがすごく役立ちました!
「青春18きっぷ」を使えば、宮島口から宮島までのフェリー代往復360円を節約できるので、宮島に行く方は忘れずに活用してくださいね♪
「青春18きっぷ」のデメリット
「青春18きっぷ」にはもちろんデメリットも…
そのメリットを下記のようにまとめました。
とにかく時間がかかる…
「青春18きっぷ」の一番のデメリットはとにかく時間がかかることです。
東京駅から広島駅まで途中下車をせずに行っても約15時間かかるので、移動だけで1日がつぶれてしまいます。
そのため、「青春18きっぷ」で広島へ行くならば、途中地点で1泊して、広島まで向かうのがおすすめです。
私は姫路で1泊して、広島に行きました。
乗り換えが多い。
東京駅から広島駅まで行く場合、8~10回乗り換える必要があります。
新幹線であれば乗り換えるとしても1回だけなので、非常に面倒なところです。
乗り継ぎがうまくいかないと30分以上待つこともあるので、「青春18きっぷ」を使う場合は時間管理を徹底することも重要です。
席が空いてないと座れない。
追加料金を払って指定席に乗れる場合は良いですが、そうでない場合は席が空いてないともちろん座れません。
私は指定席を1度も利用しなかったので、席に座れず1時間以上立ちっぱなしなんてこともありました…。
目的地によりますが、長時間立つのが苦な方には「青春18きっぷ」はあまりおすすめできません。
「青春18きっぷ」おすすめの利用方法(東京-広島間)
上記のメリット・デメリットや自身の経験をふまえて、東京から広島に行く場合におすすめの利用方法をまとめました。
利用の際はぜひ、ご参考ください♪
東京―沼津間はグリーン車を利用
東京駅から沼津駅までは約2時間10分。最初の段階なのでまだ元気がある時ですが、後々のことを考えるとグリーン車でゆっくりして行くことをおすすめします。
グリーン車の金額は土曜・日曜・祝日・振替休日と年末年始(12月29日~1月3日)は800円、平日は1,000円なので、できれば土日等に利用すると良いです。
また、切符は乗ってから買うことも可能ですが、追加料金が260円かかるので、必ず乗車する前に購入してくださいね♪
東京駅発沼津駅着の本数は少なめなので、希望の時間に電車がない場合は熱海まででもグリーン車を利用するのがおすすめです。
沼津―浜松間はホームライナー浜松3号に乗車
私が広島に行ったときは熱海から浜松まで普通列車に乗ったのですが、噂には聞いていた通り、ここが一番地獄でした(´;ω;`)
熱海から急激に車両が減るので車内は大混雑。出発前ギリギリに乗った私は静岡までの約1時間10分立ちっぱなしでした。
静岡からは座ることができましたが、長椅子なので快適なものではありませんでした。
しかし、後にわかったのですが、この状況を解決してくれる列車があります!
それが「ホームライナー浜松3号」です。
「ホームライナー浜松3号」は全席指定席のリクライニングシートなので、普通列車では過酷なこのルートをたった320円の追加料金を払えば快適に過ごすことができます!
ただ、「ホームライナー浜松3号」にはひとつデメリットが…それは運行本数が少ないことです。
浜松方面の列車は平日1日4本、土日は朝夕の1日2本のみしか運行してません。そのため、できるだけ早く広島に向かいたいという方にはおすすめできません…
しかし、時間に余裕があり、より快適な旅をしたいという方には非常におすすめです!
東京から来て「ホームライナー浜松3号」を利用する際におすすめの便が18:31沼津駅発の便(平日・土日とも)。
このダイヤの列車は浜松駅でそのまま豊橋行きの普通列車に変わるそうなので、乗り換えが少なく済みとっても楽です♪
行きはこの時間に合わせて遅めに家を出てもいいですし、早めに出て途中の熱海等で日帰り温泉につかっていくなどするのもいいですね。
名古屋駅辺りで1泊
18:31沼津駅発のホームライナーで行くとすると、名古屋辺りで1泊するのが最適かと思います。
名古屋駅周辺はホテルがたくさんありますし、飲食店もたくさんあり名古屋名物を楽しむことができます。
朝はモーニングを食べて行くのもいいですしね♪
ただ、名古屋から広島までは休憩なしでも約9時間かかります。
なるべく早く広島に行きたいという方は、18:31沼津駅発のホームライナーを使った場合は米原駅辺りで1泊するのがいいと思います。
京都辺りまで行きたいところですが、この時間だと電車がもうないので、米原までが限界ですね(^^;)
18:31沼津駅発のホームライナーを使わずに広島に行く方は、私のように姫路辺りで1泊するのも良いと思います。
朝早くに東京駅を出発すれば広島駅まで直接向かうことも可能ですが、体力的なことを考えると途中で1泊するのがおすすめです。
姫路から広島までは約4時間半。
朝出れば、その日に広島観光をすることが可能です♪
「青春18きっぷ」を利用した感想
実際に私が東京-広島間で「青春18きっぷ」を利用した感想をまとめました♪
関西の電車は最高!(笑)
上記で浜松まではホームライナーやグリーン車を使うことをおすすめしましたが、浜松を過ぎれば普通列車でも長椅子ではなく、新幹線のような2人掛けの座席(リクライニングはないですが)になります。
私はグリーン車などを使わなかったので、浜松までは地獄でしたが、そこからは快適空間に感じました(笑)
しかも、京都駅から新快速に乗れば姫路駅まで止まるのは11駅のみ。約1時間40分で姫路に着きます。
新幹線に慣れているとそんなにかかるの!?と思う人もいるかもしれませんが、京都まで8時間以上電車に乗った私はめちゃめちゃ早く感じました。
動画を観たり本を読んだりすれば案外あっという間
私は移動中、動画を観たり、本を読んだりして車内を過ごしました。
動画はWiFiがあるところで予めダウンロードをして行ったので、容量を気にすることなく観れました。
ただ、スマホの充電はなくなってしまいますので、モバイルバッテリーは必須です!
前述したように、乗り換えが多いことがデメリットではありますが、逆に立ち上がらず、ずっと座っているのもしんどいので、乗り換えが多いほうがちょうどよかったかもしれません(笑)
長い時間ではありましたが、この移動時間自体を旅だと思えば、そんなに苦ではなく、あっという間でした。
通過時点の名物を食べられるのが最高
「青春18きっぷ」のメリットのひとつが「途中下車が可能」なこと。
新幹線などだとできませんが、「青春18きっぷ」なら「目的地は大阪だけど、途中の名古屋で降りてひつまぶしを食べる」などということが可能です。
私は帰りに浜松の餃子を食べるなどしましたが、交通費は変わらず途中時点で「寄りたい場所に寄れる」というのは、非常に良いなと思いました。
まとめ
今回は東京から広島まで格安で行ける、「青春18きっぷ」について紹介させていただきました。
ここまで散々「青春18きっぷ」をゴリ押ししましたが、予算に余裕があれば、時間を有効的に使える飛行機などを利用したほうがよいとは思います(笑)
しかしながら、「繫忙期でも格安で旅したい!」「時間よりも金額重視!」という方には「青春18きっぷ」は最高の手段だと思います!
皆様もお金がないから…とあきらめずに、「青春18きっぷ」で旅をしてみてはいかがでしょうか?
次回は、格安価格で国内旅行する方法を宿泊手段に絞って紹介させていただきます!
特に一人旅で快適に旅したい人におすすめの方法を書かせていただくので、ぜひ、ご参考くださいね♪